世界を舞台に咲き続けるLily、宮崎百合子選手にインタビュー

記事更新日:2022/08/09

世界を舞台に咲き続けるLily、宮崎百合子選手にインタビュー

こんにちは、マルチブック広報担当です。

本日は、当社がスポンサーを行っているプロテニスプレイヤー、宮崎百合子(Lily)選手(以下、リリー選手)にインタビューを行っていきたいと思います。

広報:朝練習の後で(リリー選手は英国在住で、現地の朝練の後にインタビューに答えてくださりました!)お疲れのところ、お時間ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

リリー選手:いえいえ、よろしくお願いいたします。

広報:早速なんですが、直近のウィンブルドン大会、本当にお疲れ様でした。シングルスではかつて世界ランク4位のガルシア選手に最終セットのタイブレークにもつれ込む大接戦となりましたね。夢の大舞台で初戦突破かと手に汗握りましたが、あの瞬間のお気持ちはいかがでしたでしょうか?

リリー選手:ウィンブルドンは小さい時からの夢で、初めて出たんですけど、本当にいい経験ができたと思っています。当日の自身のプレーも良くて、勝てなかったので満足はしていませんが、すごくいい試合でした。次回以降の試合の糧にしていきたいです。ガルシア選手のような選手とプレーをする経験はなかなか無かったので、そこもとてもいい経験になりました。これからはどんどんそのレベルの選手とぶつかって、自分のレベルも上げていきたいと思っています。

広報:今回リリー選手は国籍は日本のまま、イギリスの選手として出場されましたが、その辺りはどのような背景があるのでしょうか?

リリー選手:私は小さい頃からイギリスに住んでいて、イギリスの試合にはたくさん出場していました。英国テニス協会(LTA)は選手へのサポートに力を入れていて、今回私にも多くのサポートをしてくれました。そのためウィンブルドンもイギリス選手としてワイルドカードで出ることができました。地元選手として出場できたので、地元の方からたくさん応援の声をもらえたのもありがたかったです。イーストボーン、ノッティンガム、その他のところでも現地から応援してくれる方がいました。イギリスの代表になってまだ数ヶ月ですが、日本のサポートもあるし、イギリスのサポートもあって両方から応援がもらえることが嬉しいです。

広報:両国から応援が来るのは嬉しいですね!試合で色々な国に行かれると思いますが、コロナなど感染症で移動が難しいということはありますか?

リリー選手:ヨーロッパの方ではコロナは1-2年前と比べると制限などは緩和されてきています。規制が厳しかった頃は何度もPCRを受けたり大変でしたが、今は試合など特に問題なく行き来しやすくなりました。

広報:なるほど。ところで、リリー選手は試合前のルーティーンなどはありますか?

リリー選手:試合の2時間前には一度運動や食事をして、試合の30−40分前からウォームアップすることが多いですね。ただテニスは時間が長かったり短かったりして、試合開始時間が見えないことがあるので、毎回同じルーティンは難しいことがあります。1時間で終わることもあれば、3時間かかってしまうこともあるので、、、。

広報:確かにそれだけ時間差があるとその日一体いつ試合が始まるのか、先が読めませんね。集中力など維持するのはとても大変そうですね。

リリー選手:先日のプラハでの試合の時も、ファーストセットを5−3でリードしていたのですが、途中雨が降って2-3時間試合が中止になってしまい、その間に相手は調子を取り戻し、自分は逆に調子が落ちてしまったということがありました。天気にも左右されたり、そういうところは難しいです。

広報:ウィンブルドン出場が夢だったとお伺いしていますが、それが叶った今、次に目指す夢や目標はありますでしょうか?

<ウィンブルドン出場時のリリー選手>

リリー選手:現在の世界ランキング(201位)だと、グランドスラムの予選に出場することができるくらいのランクに入ってきました。また、8月の全米オープンの予選にも出場するので、まずは4大大会の予選を突破していきたいです。

そして1−2年以内には世界ランキングトップ100位以内に入って、トップ100位以内だと4大大会では本戦から出場することができるので、そこで勝ち進んでゆくのが目標です。

広報:目指せトップ100、応援しています!!リリー選手は元々プロに転向されたのは2019年でしたよね?

リリー選手:はい、そうです。私はアメリカの大学と大学院に通っていたので2019年にプロに転向しました。ただ、プロ選手として本格的に活動し始めた2020年からコロナウイルスが流行してしまい、トレーニングや試合においてもなかなか思うように進められず大変な思いもしました。

広報:世界各地で試合ができない状況でしたもんね。プロに転向してすぐにコロナ、そして状況が回復したらウィンブルドン出場。激動の数年間を過ごされていますね。

リリー選手:そうですね。周囲の方のサポートがあり現在もプレーを続けることができていますが、なかなか珍しいかもしれません。

広報:日本にはいらっしゃる機会はあまりないのでしょうか?

リリー選手:2020年、ITF(国際テニス連盟)の女子ツアー下部大会「横浜慶應チャレンジャー女子国際テニストーナメント」の試合で来日をしました。ちなみにその時の大会はシングルスで優勝することができました!!その後も日本で試合をいくつか予定していたのですが、コロナでキャンセルが相次いでしまい、、、それ以降は日本で試合をしていません。ただ、今年の9月に東京で試合があるので、もし出ることができたら日本にいきます。

広報:そうなんですね!!それは是非現地に見に行かせてください。

リリー選手:ぜひぜひ、マルチブック社にも挨拶に行きたいです笑

広報:最後にリリー選手のファンの皆さんに一言お願いします。

リリー選手:いつも応援してくださり本当にありがとうございます。応援してくれる方々のおかげで試合の遠征に行けたり、とても励みになっており感謝しています。これからももっともっと上を目指して頑張っていきますので、是非応援してください!!!!

広報:今後のリリー選手のご活躍がとても楽しみです。

マルチブックでも引き続き、力を入れて応援させていただきます!!終始ニコニコと質問に答えてくださり、プレーだけでなく、リリー選手の人柄にもファンになってしまいました。

リリー選手、本日はたくさんのお話をいただきありがとうございました。

宮崎(Lily)百合子選手プロフィール

プロ・テニス選手。1995年東京生まれ。身長168センチ。右利き。幼い時にスイスに移住、そこでテニスに目覚める。東京、ロンドンなどに滞在後、テニス奨学金プログラムにて米オクラホマ大学へ留学。2019年に同大学の大学院を卒業後プロに転向。今年2月WTA リヨンにてシングルス予選を突破し本戦デビュー。WTAシングルス最高199位(2022年3月7日付)、ダブルス最高227位(2022年5月9日付)。趣味は読書、音楽鑑賞、ピアノ、ゴルフ。

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