国際会計事務所SCS-Invictus 様

リーズナブル・高機能・直感的な操作感と手厚い導入サポート体制に惹かれ導入を決意。世界20カ国以上で事業展開する国際会計事務所がmultibookを選んだ理由

アジア、ヨーロッパを中心に、世界各国に拠点を置き、会計とコンサルティングの専門家集団として、多くのグローバル企業から信頼を集める国際会計事務所SCS-Invictus。多くの日本企業や外資系企業の海外ビジネス展開をサポートしてきました。現在は、シンガポール本社をはじめASEAN諸国・中国・ヨーロッパ・アメリカなど世界20カ国に30社の自社拠点とジョイントベンチャーのネットワークを展開。クライアント企業様の課題解決にmultibookをご提案頂いています。 どうしてmultibookを導入しようと考えたのか、導入後にどのような成果を実感しているのか。そしてmultibookとの協業の中で、どのような世界観を目指しているのか。ヨーロッパ、中東地域を担当するディレクター、小作 晃由様にお話を伺いました。

本記事のサマリー

・multibook導入の背景
 直感的な操作性、高いコストパフォーマンス、信頼できる手厚い導入サポート体制で海外進出を目指す顧客を共に支援できると感じ導入を決定。

・実感しているmultibook導入の成果
 スピーディー且つ手厚いサポートで、クライアントの既存業務を滞りなく進めながらもmultibook稼働を達成。クライアントの海外拠点における税申告業務も予定通り完了し、マルチブックは「一緒に汗をかいて仕事ができるパートナー」だと実感。

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躍進を続けるSCSグループの“強み”

――まずは貴社の事業内容からご説明ください。

SCS-Invictusは、本社のあるシンガポールを中心に、ASEAN諸国、ヨーロッパ、アメリカなど、20カ国程、30社以上の自社拠点、およびジョイントベンチャーのネットワークを展開する日系の国際会計事務所グループです。

海外へ進出する企業にとっては、言語や文化、商習慣、法規も違う国でビジネス展開をするうえで様々な難しさや困難がつきまとうものです。そのような部分の緩衝材になれればということをモットーに、日系企業様へのサポートをさせていただいてきました。

今でこそ、競合も海外展開を進めていますが、弊社は早い段階から、東南アジアに進出する日系企業様をサポートしてきた、いわば先駆者としての自負があります。過去から積み上げた経験と、このようなポジションの日系コンサルティングファームで働きたいという有能な方々が集まっており、そこが差別化ポイントとなっています。

私はSCSグローバルの中で、ヨーロッパと中東を担当しており、現在はイスタンブールに住んでおりますが、ここでは東証一部上場企業がクライアントの3割から4割程を占めています。とはいえ、必ずしも大手の日系企業様だけに対応しているわけではなく、トルコに進出されている未上場の中小企業まで幅広く対応させていただいています。

最大の特徴は、“小回りが利くこと”と自覚しています。会計の世界では、都度、細かい対応ができないと、小さな問題がつもり積もって、大きな問題になることもあります。大手ファームでは目が行き届かない部分も含め、我々SCSがフレキシブルに対応させていただいているため、多くのお客様に重宝していただいているとの自負があります。

またSCSの各拠点に、日本人の公認会計士を配置しているのも特徴といえます。主戦場となる日系企業の進出が多い東南アジアの拠点には複数名の公認会計士を配置。日系企業様に手厚いサポートをさせていただいています。ヨーロッパや中東はまだ開拓している段階にあるので、今は私と代表の少徳が担当しているという状況です。

秀逸なコストパフォーマンスと直感的操作性が他ソフトウェアとの大きな違い。クライアントの悩みを解決できるツールでは?と直感

――multibookの存在を知ったきっかけを教えてください。

multibookの渡部社長から弊社の代表の少徳に、協業のご提案をいただいたのがきっかけとなりました。おそらく渡部様としても、multibookの特徴と弊社のビジネスの親和性を感じられて、弊社にご連絡をいただいたのではないかと認識しております。

――multibookからの提案を受けた際の、最初の印象はどのようなものでしたか。

正直なところ、会計ソフトウェア会社からコンタクトをいただく機会は、もちろんmultibook以外にも多数ありました。しかし、その中でもmultibookは、直感的に操作ができそうなソフトウェアだと感じました。また、SCSがソフトウェア関係で相談を受けるお客様の多くは、海外拠点のソフトウェアを統一化したいと考えていたり、あるいは上場を目指したいと考える日系企業様ですので、やはりコスト面も気にされています。そのような条件をクリアできそうなソフトウェアだと思いました。

――成長意欲のある企業で、これからグローバルに展開しようと考えている企業様にとって、どのような会計ツールが最適なのか?不安やお悩みを抱える企業が多くいらっしゃったということですね?

おっしゃる通りです。日本国内だけでビジネスを展開しても“パイが縮小するだけ”と認識されている企業様が増えています。それは大手だけではなく、中小企業様も同様です。そのような企業様が海外に進出すると、ビジネスは広がりますが、どうしても管理体制が脆弱になるため、“不正が発生してしまっている”というお悩みを抱えることになります。そういった日系企業様から「何か解決策がないか?」と相談を日常的に受けていたので、そこにmultibookが活用できるのではないかと感じました。

――そのような課題を抱えている企業様にとって使い勝手の良いツールとは、どのようなものでしょう?

中小の日系企業様では、ソフトウェアの操作や成果物の利用にあたって、十分なマンパワーを割けるケースが非常に限定的になります。ですから、第一に直感的に操作がしやすい、成果物が分かりやすいといった点が非常に重要だと思います。なおかつソフトウェアを運用管理するうえで、時には疑問や小さな課題が発生するケースもあります。その際に寄り添って、しっかりサポートしてくださるような担当者の存在も非常に重要になってきます。

また、価格的なアドバンテージもあると感じています。これまでは、外資系のERPが中心で、過度な機能が搭載されているがゆえに利用料金も高額なツールが多かったように感じています。multibookは、必要不可欠な機能をカバーしつつ圧倒的な低価格を実現コストパフォーマンスの高さは秀逸です。

もちろん弊社としても、紹介しただけで終わるようなビジネスモデルではありません。紹介したソフトウエアに問題が発生すれば、弊社としても間に入って対応せざるを得ません。そういった意味でも、私たちが自信を持ってご提案できるソフトであること、そしてベンダーであることが、もっとも重視すべき条件となります。

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圧倒的なスピード感で、窮地を救ってくれた

――multibookを採用する際に、懸念点はありませんでしたか。

弊社は20か国で業務を展開しており、その国々の日系企業様にこのソフトウェアをご紹介させていただくことになりますので、各国の税制対応は大丈夫なのか?ソフトウェアを適切に利用することができるのか?という点について、多少の不安はありました。

しかしmultibookは、世界各国の企業で既に導入の実績があります。基本的には税務申告までを現地で行うため、現地の税制が変更になると、それに対応してシステムも仕様変更する必要があります。そういった状況を理解したうえで、私たちの要望に対して迅速に対応してくださいます。

multibookの担当者は、会計ソフトウェアについての知見はもちろん、現地の会計基準や税務基準など、重要なポイントを把握しつつ私たちにヒアリングをしてくださいます。システム導入時に、的はずれな質問をされることはまったくありませんでした。弊社の提案に対し、課題を明確にし、解決のスケジュールを提示してくれるので、すぐに不安は払拭されました。

やはり会計の世界においては、税金に関係するがゆえに正確さはもちろん、何をするにもまずスピード感が求められます。初めて協業させていただいた4カ国に拠点を持つグローバルスタートアップ(以降”A社”と表記)のmultibook導入では、驚異的な対応力を見せてくださいました。導入が決定したのが2021年末で、その時点では、翌2022年1月末までにオランダの拠点でソフトウェアの導入が完了しないと、VAT(付加価値税)の申告が間に合わないという状況にありました。1月の中旬に導入がスタートし、なんと1月末にはVAT申告が完了するまでに。まさに、multibookの担当者が“スピード感こそが税務申告などで最重要事項になる”ことを理解していたため、このような成功につながったと感じています。おそらく他のERPシステム会社では対応ができなかったのではないでしょうか。

また今回のような新規導入のみならず、現在、別のソフトウェアを使用しているクライアントに対して、乗り換えの提案をさせていただく可能性もありうると感じています。やはり、それだけ非常にスピーディかつ柔軟に、様々な機能を追加搭載していただける対応力を評価してのことです。

多くの日系企業が、現状のツールでは日本の本社が要望している資料を提出できていないという課題を抱えています。会計ソフトへの入力は自社で対応しつつ、本社への報告資料を私たちにご依頼をいただく場合もあります。このようなケースが増えていくと、私たちですべて対応しきれるわけではありませんし、企業様にとってもコスト増に繋がりますから、ある程度は自社対応することが必要です。それらの課題を解決するツールとして、multibookが価値を発揮するのではないかと思っております。

クライアントとの直接のやりとりも安心して任せられる

――multibookを導入したお客様の反応はいかがでしたか。

multibookとA社様が直接やりとりをしてくださるので、弊社としても安心してお任せしている状況です。何か問題があればA社様から弊社の方に連絡があると思うのですが、何も連絡がないと言うことで、非常に順調に導入、運用が進んでいるものと認識しています。もちろんmultibookとの定例会の中でも問題がないことも確認しています。また、弊社の台湾、および韓国の拠点もA社様と色々とお仕事をさせていただいておりますが、そちらでもmultibookの導入が決まっています。ということは、A社様がご満足されている証拠なのではないかと理解し、安心して見守っております。

――multibookを他社にお勧めするとしたら、どのような企業が思い浮かびますか?

日系企業様や中小企業はもちろん、大手であっても、海外においては現地の会計事務所に任せています。その現地の会計事務所も地域によって異なり、出てくる情報の粒度やレポートの頻度なども千差万別。しかも会計周りや税務周りをアウトソーシングしているため、本社から見たら、海外出先機関が今、どういった状況にあるのか分からない日系企業様も多いかと思います。

そういった状況であるにもかかわらず、コストや手間がかかるということで、ERPシステム導入に躊躇されているような日系企業様が多いのは確か。multibookの強みは操作のしやすさとコスト面にあるので、そのような企業様には積極的に、「このようなソフトウェアがありますよ」とご紹介していければと思っています

――multibookの担当者の対応はいかがですか。

multibookは、世界各国で既に導入実績を多数お持ちであるからこそ、問題点を既に把握していらっしゃると思います。様々な問題を解決してきた実績、経験をお持ちだからこそ、それを前提とした質問、回答を弊社の方にしてくださいます。そのため、弊社としてもとても動きやすく、弊社の方で何も付け加えることなく、そのままお客様に回答ができます。まさに経験と実績に裏付けされた対応をしてくださっていると理解しています。

multibookは、一緒に汗をかいて、仕事ができるパートナー

――ありがとうございます。今後の貴社のビジネス展開、およびmultibookとの協業によるビジョンについてお聞かせください。

弊社のような会計コンサルティングファームにとって、会計周りの仕事はできて当たり前で、あまり手間をかけずに日系企業様にサービス提供し、その後の経営のための意思決定に必要なサービスを提供させていただきたいという思いがあります。

まずmultibookのソフトウェアを日系企業様に導入していただき、会計周りについては、基本的には自社で回していただく流れに持っていきつつ、弊社としてはmultibookからアウトプットされた情報を分析したり、そのようなサービスを提供して、意思決定に携わっていければと、そういった思いで協議をさせていただければと思っております。

――貴社にとって“協業”パートナーの条件とは、どのようなものでしょう?

一緒に汗をかいて、仕事ができるパートナーが望ましいと感じています。海外におけるビジネスは、なかなか一筋縄ではいかないことが多いように思います。私はトルコに来る前はマレーシア、タイで勤務していましたが、やはり日本とは全く違ったビジネス感で対応していかなければなりません。そういった環境下で重要になってくるのが、24時間体制で相互に理解をしながら、一緒に仕事を進めていける体制作りです。そのような姿勢を見せてくださるパートナーと一緒にお仕事をしていきたいと思います。

そういった観点からもmultibookは、とても頑張ってくださっていて、私たちの無理なお願いも聞いてくださり、非常に感謝するとともにご信頼申し上げています。今後も協業を発展させつつ、よりよき関係を継続できればと思います。

(取材・文/伊藤秋廣)

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お客様概要

  • 会社名

    SCS-Invictus Holdings Pte. Ltd.

  • 事業内容

    会社設立、JV組成及びM&Aアドバイザリーなどの進出支援、記帳代行、税務申告及び法定会計監査などのコンプライアンス業務、コンサルティング業務ほか

  • URL http://www.scsglobal.co.jp/

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