2023年マルチブック代表より新年のご挨拶

記事更新日:2023/01/05

2023年マルチブック代表より新年のご挨拶

皆様

あけましておめでとうございます。
株式会社マルチブック代表の渡部です。2023年の年頭にあたりご挨拶申し上げます。
平素より、マルチブックをご愛顧いただき誠にありがとうございます。

昨年は、ウクライナ・ロシアの戦争、台湾・中国間の緊張等の世界政治の不安定さに加えて、コロナ禍での世界的な労働力不足、生産性の低下、急激な為替相場の変動や、各国におけるインフレ等、グローバル規模での多くの問題が私たちの生活・ビジネスを直撃しました。

特にビジネスのサプライチェーンは、国内と海外とで様々なポジションチェンジが行われるなど、まさに私たちはVUCAの時代の中に活きているのだということを実感させられる年でした。一方でこの変化は、ITとリモートワークの定着を追い風に海外とのコミュニケーションを大きく便利に進化させました。それだけでなく、多くの企業経営者がこのダイナミックな変化を恐れることなく企業組織を新しい時代へと変えていくきっかけとされている力強さも感じられています。

このような激動の2022年、私たちマルチブックは一昨年に生まれ変わり新たなチャレンジを続けることができました。当社のクラウド型ERP・会計サービス『multibook』は昨年、300社を超える国内外の企業でご利用いただけるまでに成長し、更に海外における日本企業の活躍を支援する様々な機能サービスを強化しました。

特にリース資産管理(IFRS16号対応)機能のローンチ、そしてDX・人材不足の時代に対応した海外経理部の代行を行うBPO事業、『海外クラウド経理部』を開始するなど、日本企業が今さけることのできないグローバル展開を支援する経理機能の強化への取り組みを開始しております。

BPO事業『海外クラウド経理部』の詳細はこちら

2023年も、この世界対応ERPシステムとしてのクラウド型ERP『multibook』サービスに加え、30を超える国と地域で利用されるこのmultbookを用いた経理業務代行(BPO)を提供することで、当社のミッションステートメントにある「海外すべての事業の“今”が手に取るようにわかる世界」の実現に向けて邁進してまいります。

これまで日本企業の海外経理業務は、各国の最低限の税制度に対応した記帳代行が中心で、数週間も遅れて簡易的な財務諸表が入手できるような環境の中にありました。

決算の早期化や予算管理のためには自社で経理要員の採用、会計システムの選定・導入を行うしか選択肢がない状況でした。これではダイナミックに変化する時代に対応したスピード感が不足するばかりか、世界的に人材不足が叫ばれる中でこれらのすべてを自前でまかなうのには無理がありました。現実的には国内の経理部にも追加で作業性の高い仕事を増やすだけの結果となっていました。

本来の経理のあるべき姿としては、外部に求められる早期の開示を実現する「財務会計」は当たり前のこと、経営者など企業内部の関係者に対する予実等の情報提供を目的とした「管理会計」、そして正しい数値をリアルタイムに把握して、危機や変化をいち早く把握できる「ガバナンス体制の構築」等をグローバルで整備することにあります。

マルチブックは、グローバルに進出する企業にとって、これらの課題へのソリューションとなるクラウド型ERP『multibook』と、経理・財務業務を支援する海外経理アウトソーシングサービス『海外クラウド経理部』とで、クロスボーダーに事業を拡大する中小企業から上場する大企業にまで幅広く海外経理を支援してまいります。

引き続き、マルチブックの2023年の躍動に期待してください。

株式会社マルチブック 
代表取締役CEO 渡部 学

この記事を書いた人

渡部 学

日系半導体商社にて経理、IT、シェアードサービス、海外業務統括、総務の責任者を経て、香港現地のM&Aに伴う買収先のPMIに従事。その後アジアパシフィック全域の財務統括を担う。帰国後は外資系医療機器製造業の日本法人におけるCFOとしてグローバル企業のリーダー職に従事。2019年株式会社マルチブックにCFOとして参画しM&Aによる資金調達をリード。2021年CEO就任。

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