2022年マルチブック代表より新年のご挨拶

社長ブログ

記事更新日:2022/01/04

2022年マルチブック代表より新年のご挨拶

皆様

あけましておめでとうございます。

株式会社マルチブック代表の渡部です。2022年の年頭にあたりご挨拶申し上げます。

平素より、マルチブックをご愛顧いただき誠にありがとうございます。お陰さまで弊社のクラウド型ERP・会計サービス『multibook』は240社以上の国内外の企業でご利用いただけるまでに成長を続けております。

また昨年は、ERPの更なる活用を促す”マネジメントコックピット”をリリースすることができ当社のミッションステートメントにある「海外すべての事業の“今”が手に取るようにわかる世界」の実現に向けて大きな一歩を踏み出すことができました。これもひとえに皆様の日頃のご支援の賜物と、心より御礼申し上げます。

multibook(マルチブック) | 海外拠点管理に最適なクラウド型会計・ERPサービス

2021年の振り返り

2021年も、一昨年から引き続き新型コロナウイルス感染症が世界中で拡がる、大きな試練に直面した一年となりました。こうした不安定な状況のもとであっても、株式会社マルチブックは将来に向けた進化を積極的に続けてまいりました。特に、7月1日をもって創業以来20年以上に渡り主軸であったSAPコンサルティング事業を会社分割によりフランスのキャップジェミニ社に移転させたことは記憶に新しいことと思います。これにより当社のSAP事業のお客様にはグローバルサポートがより強固になり、SAPコンサルタントの社員にとっては大型のグローバルプロジェクトへの参画の機会が増えることで成長の機会を得やすい環境を得ることとなりました。このタイミングでSAPコンサルタントでありファウンダーCEOの村山から、CFOの私がバトンタッチを受けました。

「システムコンサルティング」事業の移転に関するお知らせ

会社分割後の新体制で新たな出発となったクラウド型ERP・会計サービス「multibook」事業については、アフターコロナを見据えた企業の海外進出・投資を増加させるこの時代を捉えたタイミングで、積極的な事業投資が可能となりました。具体的には、SaaS・サブスク事業の成長に不可欠なカスターマーサクセス等の組織開発とタイ拠点の立ち上げ、優秀な人材確保と人材教育、サービス開発、マーケティング、そしてパートナー・アライアンス施策をはじめとした成長戦略の実現に向けた基盤作りを進めております。

日本とタイでカスタマーサクセスの立上

カスタマーサクセス部門の新設では、真摯に顧客に向き合いmultibookサービスによる顧客のERPシステムの利用体験をより素晴らしいものへとしていただく取組を開始しております。さらに、タイの現地法人においては日本人・タイ人で構成されるチームを通じて、タイやその周辺国で当社サービスの利用をより快適にできるようなサポートの提供に向けて準備をしております。次はオランダを中心とした欧州や東欧へ、そしてアジアはシンガポールの地域統括拠点やベトナム、ミャンマーも視野に入れています!

積極的な採用で仲間を増やす


採用も積極的に進め、7月1日以降8名(カスタマーサクセスx2名、営業x1、タイx5名)の方に当社に入社いただき、1月以降もすでに8名(営業x3、開発x2、マーケティングx1、カスタマーサクセスx1、広報x1)の採用が決まるなど事業発展の根幹となる優秀な人材の採用が進んでいます。事業成長に不可欠なこの採用がここまで進んだのはこの事業の将来を感じさせる各リーダーの熱意ある採用活動のおかげです。ありがとうございました。多くの仲間の力なくして事業成長はあり得ませんのでこの採用は継続的に行っていきましょう。事業成長につながる採用のポイントは常に自分よりも優れた人材をみつけ採ることにありです。

採用は大事、教育はもっと大事

この人材の採用のみならず、人材開発となる社内教育・研修を通じて高いレベルでの顧客対応を行うため、社内検定制度を導入し内部的なスキルチェックを行う取組みも始めることができました。すでに多くの方がこの初級、上級検定に合格し、インサイドセールス、営業、開発等の部署で顧客の対応にあたっております。またリーダークラスはグロービスの提供するビジネススクールに毎四半期毎に通学し学びを深めてくれています。更にタイ・日本のカスタマーサクセスでは週次での勉強会を定例化、営業部や管理部では継続的な学習の機会をもち新しい知識の習得を自発的に行うカルチャーが醸成されているこの企業文化を自慢に思っています。

サービス強化、セキュリティも稼働率も高く

サービスの面でも、冒頭のマネジメントコックピットの大型リリースに加え大小様々の機能リリースを月1-2本のペースで行う開発力・開発スピードアップに加えて、限りなく100%に近い高い稼働率を誇るシステム安定性の双方を実現する当社システムは上場企業を始めとするエンタープライズ企業での利用をも可能としています。間もなく本審査を経て取得を予定しているISO等の外部認証を企業として備えることで、中小企業のみならずセキュリティ基準の厳しい上場企業にとっても利用に資するシステムサービスとしての高い信頼を得られるものと確信しております。

顧客体験を高めるUI・UXの刷新へ

もう一つ今年のサービス開発で目玉の一つとなるのは、インターフェースや顧客体験をより高めるためのUI・UXの見直しです。こちらは上半期には皆様に新しいコンセプトと共にお届けできる予定です。社内の合言葉は、マネーフォワードさんも昨年に獲得された「グッドデザイン賞!」です。世界中のお客さんによりよい体験をしてもらうためのデザイン変更をどうぞ楽しみにしていてください。

数字でがっちりマーケティング

マーケティングは、昨年は大きな変化を遂げた一つでした。ウェブページのデザインを大きく作り変えて、セミナー・配布物等のコンテンツ開発を行い自社のウェブサイトへの来訪者を獲得増加させ、見込み客数、そしてその獲得率を数値化し改善のプロセスを定期的に、より早く、走らせるところまで進みました。顧客体験を意識したウェブデザインの大切さと数字に徹底的にこだわり突き詰めて分析し、速やかに次の一手を打つことの大切さをチーム一同が理解し行動につなげていくことができました。まだまだウェブサイトへの訪問人数、セミナー等のイベントへの参加など課題はありますが、やるべき課題は明確です。2022年このデータドリブンのマーケティングを加速させていきます。

顧客接点を増やすアライアンス強化

パートナ・アライアンスにおいて、ニュースの一つは年末近くのマネーフォワードさんとの業務提携でした。日本と海外で強みが異なるクラウドERPシステムにおいて、お客様に向けては相互に強みを活かしながら連携・提案活動を行っていきます。もう一つ大事なことはSaaS事業の大先輩であるマネーフォワードさんの背中をみながらサブスク経営を学ばせてもらいたいと思います。今年は世界を相手に活動をされている会計事務所、システム会社等とのアライアンス・パートナシップも拡大していきます。私たちがこれから構築するパートナシップにおいても、最も大事なことは顧客の声が直接私たちに届く仕組みをもつことに変わりはありません。顧客とサービスに真摯に向き合い、サービスの品質を高め、より多くのユーザーを獲得し長く利用いただく真のクラウドERPサービスを作り続けます。

マネーフォワードとマルチブックがクラウド型ERP事業で業務提携

趣味も楽しみます

コロナになり室内での飲み会もできなくなった一昨年から野外で一定の距離を取りながら遊べるということもあり、私は本格的にゴルフに行くようになりました。相変わらず実力のなさを道具に言い訳を求めている程度のスコアではありますが、この下手な私にお付き合いをいただける社内外の方と多くの出会いにも恵まれました。もうちょっと上達できるようこちらも継続的にトレーニングをしていきます。

広告宣伝を増やし&広報活動を始めます

最後になりますが、日本においては2月からウェブ配信、3月1日より夜の全国ニュース、関東地域限定、関西地域限定等のメディアで新CM30秒、タイにおいては約1000万人のフォロワーを持つ女優さんを起用したタイ向けウェブCMの放送を予定しており、なんかカッコいいじゃん「multibook」のテイストに現在映像を仕上げていっておりますのでご覧いただければ幸いです。自社ブランディング認知と強化の獲得に向けた広報活動を併せて積極的に行っていきますので楽しみにしていてください。

2022年も積極的にミッション実現に向けて走ります!

末筆ではございますが、2022年は、コロナが落ち着き、私たちのフィールドである世界の国々へ自由に出かけていけるような社会環境に戻ること。何よりもお客様、お取引先様、社員、社員の家族、そして株主の皆様にとって素晴らしい一年になりますように心よりお祈り申し上げます。

代表 渡部学が考えるマルチブックの未来とは?


「海外経営への挑戦をもっと身近に、もっと簡単に。」


株式会社マルチブック
代表取締役 CEO
渡部 学

この記事を書いた人

渡部 学

日系半導体商社にて経理、IT、シェアードサービス、海外業務統括、総務の責任者を経て、香港現地のM&Aに伴う買収先のPMIに従事。その後アジアパシフィック全域の財務統括を担う。帰国後は外資系医療機器製造業の日本法人におけるCFOとしてグローバル企業のリーダー職に従事。2019年株式会社マルチブックにCFOとして参画しM&Aによる資金調達をリード。2021年CEO就任。

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